楽園の地図125号 アンコールワットとカンボジア
もくじ
はじめに
今週の楽園 アンコールワットとシェムリアップ
今週のオアシス スターバックスアンコールワット支店
今週楽園で聴きたい音楽 POWER/G-DRAGON
今週楽園に行けなかった人のために ソウルメイト二本立て/韓国・中国
おわりに
はじめに
悩みは一つだから悩むのである
日本で日々いろいろな用件に追われています。私の仕事である執筆業務についてちょっと大きな仕事が舞い込んできまして、まだ発表できる段階にないのですがこのことで1日のほとんどの時間を奪われています。以前伝えていたコーチングの学習と相まって、9月ぐらいまではけっこう忙しそうです。一方、私生活上で解決しなければいけない問題、さらに私のもう一つの仕事である投資では米国のイラン侵攻から風向きが変わり、大きく赤字を叩くようになってしまいました。つまり、悩みもたくさんあります。
だけどこれは最近ひしひしと感じていることなのでぜひお伝えしたいのですが、悩みは1つあるから悩むわけで、悩みが2つ3つあれば平気である、ということです。私は複数の悩みを抱えていますが、楽しくもあります。私は、自分の人生でいちばん辛かったのはいつかと言えば間違いなく子供の頃なのですが、子供の頃は人間関係という大きな一つの悩みの中で生きてきました。これは精神衛生上悪いし、悩みに支配されてしまいます。一方、悩みのない人生なんてあり得るのでしょうか。なかには悩みがまったくない人生を歩んでいらっしゃるかたもいるかもしれませんが、それはなかなかできないことでしょう。そこで、大きな悩みが一つある人は、2つ目、3つ目の悩みを作ってみるのがいいと思います。そうすることで悩みは相対化され、あなたが悩みを支配する側に回ります。世界が怖いなら、あなたが世界になればいい。敵が怖いなら、あなたが敵になればいい。そうすれば、何にだってなれるでしょう。
本日はカンボジアよりお届けします!
今週の楽園 アンコールワットとシェムリアップ

アンコールワット!
世界の有名な観光地ベスト10というランキングを作ったとして、ニューヨークの自由の女神とか、パリの凱旋門とか、エジプトのピラミッドとか。そういうなかに、カンボジアのアンコールワットはギリギリトップ10に入るでしょう。そんな大物観光地であるアンコールワットに、なぜか縁がなく過ごしてきました。東南アジア好きの私ともあろう人がこれではいかんと思い、無事アンコールワット参りをしてきました。
いやはや、やっぱ行ってよかったですね。
と、その前に、諸事情があって首都プノンペンにも1泊立ち寄ったので、その様子をお伝えしましょう。
7年ぶりのプノンペンで米ドルをおろす
カンボジアの首都プノンペンは、2019年に1度、2泊ほどして、正直もはや2泊もあれば十分な街なのですが、7年ぶりに訪れたプノンペンは少しだけ街が綺麗になっていました。なかでも最も変わったのは空港です。
7年の間に空港が一新され、タクマウ・テチョ国際空港という空港が開港していました。たぶん世界でも類をみないぐらい綺麗な空港だと思います。

タクマウ・テチョ国際空港
しかし、人が少ないのに無駄に広い感じ、とても清潔な感じは、社会主義を彷彿とさせます。中国、ロシア、ラオスなんかもそうなのですが、駅や空港が需要に対してやたら大きくてスカスカというのはどうも社会主義特有みたいです。逆に私はハワイやマルタ島など、需要に対してやや逼迫気味なくらいの、使い古された空港が好きです。なんかこう、巨大すぎて人がいない施設って寒気がするんですよね。
日本でも、どことは書かないですけど、都市の規模に対して大きすぎる公共施設を建てるところありますけど、ああいうのはやめた方がいいですよね。落語家の立川談志師匠は、巨大な文化センターを作る街には文化がないと話していましたが、おっしゃる通りだと思います。
なんかいきなりカンボジアをディスる流れになってしまいましたが、私はかつてのプノンペン国際空港が好きでした。Google Mapで見ると空港はまだ存在していて、「閉業」と書かれていますが、プノンペンの街から近くて、空港から街への移動がいきなりシクロだったのは度肝を抜かれました。空港から都市まで人力で移動なの!?と思ったものです。あの必死で空港-都市間を漕いでくれていたシクロの運転手たちは失業してしまったのでしょうか。アジアでもトップクラスの経済成長を実現するカンボジアのこと。経済力が上がってローンで車を買えるようになり、無事新しい空港と都市間を移動するGRABドライバーに成り上がっていますようにと、心から思います。
で、プノンペンは何をしにきたかというと、7年前に銀行口座を作っていたので、それを解約しにきました。
実はカンボジアは、ツーリストでも簡単に銀行口座を作れる数少ない国です。そんな国に口座を作るなんてどんなメリットがあるの? と思うかもしれませんが、金利がめちゃくちゃ高かったのです。2019年時点ではどこの銀行も年利7%の利子がついていました。今は日本の銀行も2%台の利子がつくようになりましたが、あの低金利時代に7%の利子がつくなんてびっくりです。しかも、カンボジアは地元通貨と同様に、米ドルが法定通貨として使える国なので、米ドル口座が作れるのです。世界の基軸通貨である米ドルを預けて、そして年利7%の利子。いい時代でしたね。で、ちょっとお金が必要だったので、7年ぶりに行ってお金を下ろして口座を閉じてきました。さすがに7%の利子はなくなって、現在は米ドル建で5.3%(私が開設していたPPCバンクの場合)でしたが、相変わらず日本より金利は高いです。日本も物価上昇、インフレ時代に入ったので、資産防衛的にもこういう方法はありかもしれません。とは言え、銀行が倒産するリスク、何らかの事情でカンボジアに渡航できなくなるリスクもあると思うので自己責任でお願いします。

ということでほぼ観光せずに、預けていた米ドルを握りしめてシェムリアップに移動してきました。
シェムリアップーアンコールワット
ということでシェムリアップに移動してきました。シャムリアップにくるということは、アンコールワットを見るということです。アンコールワットは入場料があるんですが、いくらだと思います?
1日券 37ドル(約5,920円)
3日券 62ドル(約9,920円)
え? 意外と高くないですか? 1日券でもディズニーランドぐらいするんですが。ちょっと途上国の物価を舐めていました。そしてこの1日券と3日券の価格も絶妙だと思いました。というのも、シェムリアップは地図をみてもらうとわかりやすいのですが(Google Map)大きな国道が東西に走っていて、この道の南側が中心部で、観光客がホテルに泊まったり、レストランに出かけたり、飲みに行ったりする場所です。一方、北側にかなり広大な遺跡が広がっています。つまり、都市と同じぐらいのサイズの広大な遺跡があるわけです。これも地図を見るとわかるんですが、実はアンコールワットとは、単体のワット=寺を意味するのではなく、アンコールワットとその他いくつかの遺跡を合わせた名称なのです。知ってました? 勉強になりますね。もちろんメインとなるアンコールワットだけ見て帰ってきてもいいんですが、映画「トゥームレーダー」のロケ地となったタ・プロームなど、見るべき場所は他にもあります。果たして1日で足りるのかしら。そしてもし1日で足りなければ、2日よりも3日券のほうが安いのです。むむむ。何この絶妙な値段設定。
これは効率的に回る手段を考えなくてはいけません。遺跡群は徒歩では絶望的な距離ですので、実際は以下のような方法のどれかを選択する必要があります。
・ツアーに参加する
・車(タクシーやトゥクトゥク)をチャーターする
・バイクをレンタルする(無免許でも乗れるらしい。。。)
・自転車をレンタルする
・都度、タクシーを呼ぶ
さあ、あなたならどのプランを選びますか? そして1日券か3日券?性格が出ると思います。私はこうしました。

チャリ大好き
都度、タクシーを呼ぶ方法はストレスがかかりそう(待ち時間が多すぎる)し、ツアー参加はなんか自分の性にはあいません。朝早く集合しそうだし私は夜型だし。。。車のチャーターは1人じゃちょっとtoo muchだし、レンタルバイクは一応普通免許を持ってるのでバイクに教習所で乗った記憶はありますが正直よくわからない国で乗るのは怖いです。そこで、安心安全、健康にもいいチャリを選んでみました。結果、正解だと思いました。カンボジアのような国は正直道が悪いことも多いと思ったのですが、さすが高額な入場料を請求しているだけあって、道路事情はどこよりもいいです。さらに遺跡の周りは建物もなく木が生い茂っているので、空気も最高でした。私はアンコールワットとタ・プロームだけ見られたらあとはいいやと思っていたので、1日券、チャリというプランを選びました。昼過ぎに出発してチャリだけで遺跡を4つ見てこれたので、とても満足しています。
観光のポイントは、水の確保(各地売店で売ってますので心配は不要ですが、忘れると大変)と、日暮れまでになるべく市街地に戻る(外灯もないなかチャリを運転するのは怖い)ことが大事です。私は18時ぐらいに市街地に戻ってきて、事故もなく、楽しく過ごしました!
といわけで、4つの遺跡を見たので順に紹介しますね!
1.アンコールワット

現在、一部補修中。
アンコールワットは12世紀にできて王様が駐在しましたが、なぜか15世紀には別の場所に首都が移り一度放棄されます。面白いのは、16世紀後半に再発見されて、元々はヒンズー教のお寺だったのですが、仏教に改修したそうです。そんなことできるんですね。一度無人になった教会が居抜きでお寺になってたりしたらやばくないですか笑。18世紀末にはお隣のタイに攻められて、この地はタイに奪われてしまいます。一方、クメール(カンボジア)はこの地を取り返しますが、その際に都市の名前をSiem Reap(シェムリアップ)という名前に変えます。Siemとは、サイアム、あるいはシャム、つまりタイを表していて、リアップは敗北、負けるを意味し、「タイ人が負けた」という意味を持ちます。なんか、タイとカンボジアってどうも昔からいがみあってるんですよね。わざわざそんな挑発的な名前をつけなくてもねえ。
ま、そんなことはさておき、アンコールワットでぜひ見てほしいのは、分かりづらいんですが塔の上まで登れる場所があるので、そこに登っていただければなかなか壮観な景色が見られるのでおすすめです。

アンコールワットの塔の上から
2.タ・プローム
事前のガイドで、タ・プロームだけは見た方がいいと書かれていたので、アンコールワット終わりで、タ・プロームに向いました。自転車だと何もない道をまっすぐ15分、徒歩なら40分ぐらい? いくらなんでも何もない道を40分歩くのは疲れちゃうので、自転車は正解でした。

全体が木に侵食されているタ・プローム。
タ・プロームはアンコールワットと同時期にできたのですが、こちらは森の近くにあったからか、いたるところから木(ガジュマル)が生えてきて、木と遺跡が一体化しているというちょっと不思議な場所です。
正直、遺跡や歴史的な場所にそこまで興味がない私としては、この、遺跡(人工物)と木(自然)が微妙に混ざり合ったこの空間はかなり好きです。来て良かった。いくつかの映画で舞台となった場所なのですが、確かにここでアクションシーンを撮りたい気持ちは分かります。12世紀にできた映えスポットですね。
さてここで面白いのは、さすがに木の侵食が激しいので修繕する予定があるのですが、修繕に当たって議論が巻き起こりました。「木は、建物を壊しているかもしれないが、木があるから建物は支えられているのでは?」という議論です。なるほど現場を見た私としては、わかるところ。もはや木と建物は渾然一体となっていて、木を切って建物を直すことに何の意味があるのだろうと思わなくもありません。もはや永遠に木に侵食されていくのを眺める場所としたほうがいいんじゃないかという気もします。外部の人間がてきとうなことを話しているだけですが、でも、この木に侵食された独特の空間ゆえ観光的価値があるとも言え、難しいところです。
タ・プロームはおすすめ通り、見てよかったです。時間に余裕がない方は、アンコールワットとタ・プロームの2箇所を見て帰ってくるのをお勧めします。
3.タケウ
2つ回ってまだ余裕があったので、「タケウ」も見てきました。正確にはタ・ケウなのですが、Google Mapはタケウです。ここはこじんまりとした場所ではありますが、10世紀に作られて、古墳群のなかでも古い場所です。当時の王様が作ろうとしましたが、完成途中で死んでしまいました。「なあ、王様も死んだしもうやめちゃおうぜ」「ダルいよなあ」「それよりドリアンともち米でもたべようぜ」「いいね、おれドリアンにココナツミルクかけちゃうんだ」「何それうまそう、工事やめやめ」なんて言ったかどうかはわからないですが、完成途中でやめてしまいます。しかしいいこともあるもので、途中で辞めているがゆえ、のちに再発見された際に当時の工法を確認できて、その後の建築の参考にできたそうです。
4.アンコールトム
最後に見たのはアンコールトムです。4つも見るなんてもう遺跡はいいよ、なんて思っていたのですが、ここは他の遺跡と決定的に違う点があります。それは道路があって、車で観光が可能なところ。遺跡のなかを車がバンバン通っていくのはなかなか不思議な光景です。
もちろん車がOKなので自転車もOKでした。

道路からアンコールトムの中心にあるバイヨン寺院を眺める
遺跡を横目に見ながらのサイクリングは楽しかったです。あ、そうだ、終わる前に、今週のオアシスも見て行ってねえ。
今週のオアシス スターバックスアンコールワット支店

アンコールワットのスタバ
さて、遺跡の中には基本的にレストランや外食の類はないんですが(地元運営による売店やカフェなどはあり)、唯一敷地内にあるカフェこそ、私たちに馴染み深いスターバックスなのです! 都会でスタバを見ても何の感動もありませんが、1日サイクリングして遺跡をウォーキングして疲れたあとに見つけたスタバはすごく嬉しかったです。本当は観光中もスタバを発見していて、これが終わったらスタバ、これが終わったらスタバ、と考えながらチャリを漕いでました。
店内は大変居心地がよく、限界ギリギリまで減った携帯の充電、次の目的地、次の次の目的地への宿の確保、メールの返信、調べ物、テンションをあげるための音楽鑑賞、などなどしていたらあっという間に1時間ぐらいのんびりしちゃいました。
今までで最も感動したスタバかもしれません(→場所はここ)。
どんな音楽を聴いてたのかって、それはね、、、
今週楽園で聴きたい音楽 POWER/G-DRAGON
スタバでエンドレスで流していたのはG-DRAGONのPOWERです。いや、疲れていてPOWERが欲しかったから。いやー、とってもいい曲なんですよー。
2025年は私にとってG-DRAGONが帰ってきた年と言えるかもしれません。G-DRAGONって、K-POPなんですが、BIGBANGというグループのメンバーだった人なんですよ。覚えてますかBIGBANG。2006年デビュー、2009年に日本にも進出し、まあ当時の人気はすごいもんでした。
ですが、その後の逆風は凄まじく、BIGBANGはメンバーの脱退、そして事務所のトラブル、本人も大麻使用の疑い(その後不起訴に)がかけられ活動休止を余儀なくされました。さらに少年期からずっと芸能界で活躍していた彼は30歳になっても兵役を終えておらず、兵役に行く必要も出てきました。K-POP業界は移り変わりが早く、2010年代中盤ぐらいからはK-POP男性スターの座はBTSに移り、なんとなく、BTS以前=古い、という図式ができてしまったのがここ10年の出来事だと思います。
とかなんとか、なんとなく本領を発揮できないままやってきたG-DRAGONが、世界に向けて会心の一撃を放ったのが、2024年の「POWER」、そしてそのシングルが入った2025年発売の「Übermensch」。POWERは彼にとって久々の世界的ヒットで、日本は24位と全盛期に比べると振るわなかったものの、韓国=3位、UK=23位、台湾=11位、グローバル(ビルボード)=29位とまずまずの成績。ですがロングヒット中で、2026年に入った後もまだこの曲は様々なところで聴かれている印象。私もアンコールワットで疲れたときに、パワーが欲しいと思って聞いておりました。
G-DRAGONは、その存在感から「King of K-POP」と呼ばれています。BTSから何から、特にK-POP男性のステージアクトは彼を雛形にされているように思え、この曲でも王者の貫禄を示しています。この曲が出たとき、G-DRAGONは36歳。現在は37歳。彼の第二の黄金期は始まったところ。見逃すなよ。
今週楽園に行けなかった人のために ソウルメイト二本立て/韓国・中国
韓国版🇰🇷
中国版🇨🇳
ソウルメイト。元々は中国でヒットした小説で、もともとは中国の小説家、アニーベイビーの「七月と安生」が原作。アニー・ベイビーは、それまでの中国小説をぐっと現代的にした人物で、等身大の都市の女性などを主人公に据えたことで、インターネットを中心に爆発的な支持を得ました。
そんな小説を原作に、香港の映画監督デレク・ツァンがメガホンを取ったのが中国版ソウルメイト(2016)デレク・ツァンと言えばもともとは俳優だったのですが、最近は監督として上昇中で、「少年の君」もそうですが、とっても暗い作品を作る人。そんな彼が中国資本でメガホンを取ったのが同作。
で、お待ちかねの韓国版。舞台をチェジュ島に移し主演は、みんな大好きキム・ダミ。キム・ダミと言えば、梨泰院クラスでパク・セロイを誘惑した上に奪ったイソ役を好演し、日本でも知名度を上げた女優さん。何を隠そういま私が大好きな女優TOP5に入ります(残りの4人は教えません)。
この作品はほんと、キム・ダミのためにあるのかな、という作品でした。全体的なダーク感が痛い中国版も、中学生から大人まで好演できるダミの万能性が堪能できる韓国版もどっちもおすすめ!
おわりに
助手「船長〜。こっち、ちょっと石が足りなくなったんで送ってください」
船長「自分で運べよ、まったく」
助手「あーあ、やりたくないよ。なんで船に乗ってたのに遺跡を改修しなきゃなんないんですかー」
船長「お金がなくなったんだから仕方ないだろ。真面目に働けよ。遺跡は地図に残る仕事だから、ロマンあるだろ」
助手「ダルいすよー。てきとうに直しちゃお。ここは門にでっかい提灯をつけて浅草みたいにしちゃえ」
船長「こら、何してるんだ。カンボジアをなんで浅草にしちゃうんだよ」
助手「なんかそのぐらいのことしないとバズらないっすよねえ、カンボジアも」
船長「アンコールワットはもう十分バズってるの!文句を言わずに直しなさい」
助手「つまらないよー。じゃあこっちはスカイツリー型の塔を立てて」
船長「(無視してもくもくと作業中)」
助手「こっちは葛西臨海公園を作って、、」
船長「勝手にしろよ」
助手「ここは立石の立ち飲み屋街を、、」
船長「おい、なんでさっきから東京の東のほうの建物ばっかり作るんだよ!なあ、最後はアンコールワットに京成線通すのか!?」
助手「ああ、遺跡を侵食する木になりたい。誰かに寄生して生きていたい」
船長「お前はもともと誰かに寄生して生きてるだろ。船長船長言うて」
助手「あ、言ったな! 僕がいなくなると、船長は船長じゃなくなるんですよ!」
船長「うるさい(石を投げる)」
助手「あ、こら、遺跡の石を投げるな!えい!(がじゅまるをぶつける)」
船長「こら、がじゅまるを巻きつかせるんじゃない」
雇い主「あー、あの、君たち、クビね」
船長・助手「ごめんなさい」
(つづく)
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