楽園の地図132号 大陸に浮かぶ巨大な要塞都市、重慶

巨大要塞都市、重慶/Cafe Totomato/猫ダンス/少年の君
船長と助手 2026.07.24
誰でも
李子坝观景平台, Chongqing, China

李子坝观景平台, Chongqing, China

目次

はじめに 
今週の楽園 巨大要塞都市、重慶
今週のオアシス Cafe Totomato(重慶/中国)
今週楽園で聴きたいBGM 学猫叫( Learn To Meow)/小潘潘(台州市/中国)
今週楽園に行けなかった人のために 少年の君(重慶/中国)
おわりに

はじめに

かねてよりコーチングの授業を受けてきましたが、卒業の時期がいよいよ近づいてきています。なんでも始まりがあり、終わりもあるわけですね。あなたの人生にも、たくさんの始まりがあり、たくさんの終わりがあります。

私は「終わり」をネガティブなことだとは捉えていません。イメージは、麻雀やポーカーの札のイメージです。何かいい役を作るには、今持っているカードや牌を切る必要があり、断腸の思いで切ったあとには、新しい出会いが待っています。今はそういう、カードを切るタイミングだと思っています。

先週はnoteの告知記事を出せず、というのも今回書いているnote記事がセンシティブな内容を含むため、かなり確認に時間をとっていたためです。もう書き上げてはいるんですがね。いつ公開できるんでしょうか。

私はこのマガジンやnoteの記事に、平均して10時間ぐらいの制作時間をかけています。一般的に、noteの記事に10時間も費やすのは、初めてブログを書きます、みたいな人を除けば私ぐらいのもので、それは長文だしそもそも内容も調査が必要なものだったりするからですが、調査そのものを楽しみながらやってます。これはコスパ、タイパという価値観からは出てきません。

でも、私の周囲でも、noteで日々の生活のことを書いて、それなりに話題になるような人はいますが、そういうのって爆発はしないし、いつかは枯れると思うんですよね。なぜなら、読者からの共感は持続しないからです。今の書き手は読者から共感を集めたがっていますが(共感がいいね!の最短距離なので)、共感ということは、すでにその人のなかにある情報にアクセスしている状態で、その人のなかになかった新しい情報ではありません。それをいくら続けていても、ネットの中でアクセスは稼げてもお金を払ってくれるような読者は得づらいのではないでしょうか。

あなたの人生を変えたような文章は、共感から生まれてくる文章でしたか? もっと違う、最初はなんだかわからないようなものに影響を受けたはずです。私もその気持ちでいます。

今日は『なんだかわからない都市』の代表格、重慶の魅力を紹介します。

今週の楽園 巨大要塞都市、重慶

未来都市感が半端ない都市、重慶

未来都市感が半端ない都市、重慶

いきなりですけど中国って大きいじゃないですか。首都が北京で、上海という大都市もあって。でも、北京と上海を除くと、あとどこに行っていいのかわからなくなりません? 

これは結構大国あるあるで、アメリカもニューヨークとロスとハワイと言うように超ビッグネームはあるけど、他の場所はわからない。

中国という国を地図で眺めると、沿岸部に有名な大都市が並んでいるように見えて、内陸のほうまで大都市が続いています。中国の内陸で、観光客が多く、訪れる場所と言えば、シルクロードの起点・西安、パンダの里と四川の麻婆豆腐・成都、チベットの首都・ラサあたりがメジャーだと思います。その次が、今回話題にする重慶かなあ。

私の意見としては、中国内陸に行くのなら、重慶はぜひ見てほしいです。重慶。日本語読みは重慶ですが、英語ではChongQing(チョンキン)。

日本もそうですが、東アジアというのは建造物を建てるのが好きなんですよね。誰も通らない場所に立派な橋を建てたり、煌びやかな市役所を作ったり。中国に行ったらぜひ、ご飯はもちろんですが、建造物を見てほしいと思います。そして、建造物を見るなら、重慶しかありません。

さて、重慶は知名度こそあまりないですが、人口の多い中国のこと。人の数は多く、人口は3200万人。とは言え田舎の人口も併せてなので、純粋な都市圏の人口では1962万人。ほぼ2000万人。これは関西都市圏(大阪、京都、神戸の都市部を合わせた人口)とほぼ同じです。

関西とほぼ同じ人口が住む場所なのですが、一方で重慶という都市は、起伏の大きな丘の上にできた都市だったのでとにかく土地に余裕がありません。

よく見ると建物に鉄道の線路

よく見ると建物に鉄道の線路

上の写真、よく見ていただきたいのですが、そもそも土地の制限で、モノレールが建物を貫通する仕様になっているのがわかりますか? これはそもそも土地の制限があるなかで、モノレールを通すためにこのような仕様になりましたが、でもよく見ると、そもそもモノレールの線路も、かなり無茶な岩壁に建っているのがわかります。「岩壁だって土地である」。重慶に教わった真理だと思います。

今ではこのアクロバティックな建造物を見ようと、世界から観光客が集まる観光地になっています。上は住居になっていると思いますが、毎日モノレールが自分のビルを貫通するだけでもうるさいだろうに、その上観光客が毎日やってくる状況をどう思ってるんでしょうか。意外と楽しいかもしれませんが。

土地が少ないことに加えて、街の中心部が起伏のある場所だったので、駅から地上出口まで巨大なエスカレーターを降りる必要がある場所もあります。最も有名な例では、皇冠大扶梯(クラウン・エスカレーター)という写真の場所があって、全長112メートル、高低差53mと、ここはアジアで二番目に長いエスカレーターだそうです。ちなみに、有料です(片道1回2元=40円)です。

と、思ったら!なんと見逃してましたが、このアジアで二番目に長いエスカレーターより長いエスカレーターが今年2月に完成していたらしいです。

中国・重慶に巨大エスカレーター誕生 「春節」に正式運転開始へ(TBSニュース)

こちらは全長905メートル、高低差242メートルってことで、上のエスカレーターより長く、香港の有名な中環エスカレーターより長いようですが、一方で香港と同じく、何台かのエスカレーターを組み合わせたもののようです。

こういうニュースって、日本のニュースだと正式名称すら報道されないんですよね。だから場所がわからないんですよ。で、一生懸命調べたところ、重慶市街地ではなく、遠く離れた「巫山县」って場所にあるみたいです。エスカレーターの名前は「巫山神女大扶梯」。Google Mapだとここ

とは言え、私が乗ったクラウンエスカレーターは、一台での長さでは負けません!重慶市の中心部にあるので、観光でも気軽に行ける場所なので、よかったら見に行ってください。

重慶のびっくり建造物シリーズを続けます。私が泊まった宿も非常に変わった建物で、岩壁に建っているので、隣のビルの正面からは1階が地上ですが、裏口では22階が地上になっているという岩壁にあって、裏口から行くと、吊り橋を渡って外に出ることになります。

22階から隣のビルに吊り橋がかかっている。

22階から隣のビルに吊り橋がかかっている。

一時が万事この調子で、重慶は「8D都市」という別名もあるんですが、限られた土地の中で、高低差のある土地で居心地よく暮らすため、左右上下さまざまな方向に街が伸びていく感じは、ぜひ一度体験してほしいなと思いますね。

ただ、かなり地図好きでいろんな場所に問題なく行ける私ですが、重慶の初日ではコーヒーを飲みたいと街に出たところ、隣のビルにカフェがあるはずなのにAmapによると所要時間21分と表示され、そんなはずはない、隣にあるんだからと街に出たら、、、

最寄りのカフェに行くのにめちゃくちゃ高い崖を登らなければいけない場所だった。Map上の距離は近いのに、こりゃ21分かかるわけだな。コーヒー飲みたいから登ったけど。。

崖の途中に見晴台があったりして、意外と楽しめました。

重慶ときたら一時が万事この調子で、狭い崖沿いに都心ができたので、徒歩10分、車で20分とか謎の表示がされたり(車だと大回りしないといけない場所も多い)、どこに行くのも迷路みたいな街をいくことになるので苦手な人には大変だと思いますが、私はこの感じが大好きです。みんながみんなショッピングモールみたいなわかりやすい景観になるなんて最悪な未来じゃないですか。重慶にはこの調子で個性を伸ばしていってもらいたいです。

さて、重慶と言えば冒頭で紹介した洪崖洞という、謎の建物なので、ガイドブックにはだいたいトップで紹介される建物ですが、あまりガイドを深く読んでなかったので、この建物がなぜ奇怪な形をしていて、なぜこの地にあるのかよく分かってませんでした。

ライトアップされた洪崖洞はジブリの世界観×サイバーパンクって感じで最高!

ライトアップされた洪崖洞はジブリの世界観×サイバーパンクって感じで最高!

洪崖洞はやはり崖の上に作られた建物で、だからこんな謎の形をしているわけですね。11階建てで、正面から見ると地上に建てられていますが、裏口では11階が地上になっています。紀元前からこの場所に建物はあって、最初は要塞だったようですが、明代には商業施設になります。大きな川の合流点(長江と、長江の支流である嘉陵江)が交わるポイントだったため、貿易が盛んになり、商業が発展したようです。その後も歴史の荒波を乗り越え、いつしか重要な文化資産になりました。宮崎駿がこれを参考にしたのかはわかりませんが、これは「千と千尋の神隠し」に出てくる建物によく似ています。

洪崖洞は中に入ってもよくわからない施設で、なんとなく中国や東南アジアによくある問屋街のようなものが続くかと思いきや、いつの間にか屋根が消えて、半分外に出ているという謎の施設。

建物のなかにいたのになぜか屋根が消えて半外みたいな空間にでたり

建物のなかにいたのになぜか屋根が消えて半外みたいな空間にでたり

謎な場所に階段が現れたりエレベーターが現れたりして、全貌がよくわかりません

謎な場所に階段が現れたりエレベーターが現れたりして、全貌がよくわかりません

そんなわけで、建物の外ばっかり撮影して満足している自撮り民はたくさんいますが、できたら建物の中に入って迷宮感を味わってほしいと思います。

うーん、いま、どこにいるんだ。。。

さて、重慶ではロープウェイ(长江索道)もぜひ乗ってもらいたいと思います。こちらもガイドブックの先頭ページにあるものですが、都会をすり抜けて川の向こう岸へと運ぶロープウェーは、なかなかに面白い体験です。

长江索道

长江索道

最初は、うるさい中国人が多いなと思ったり、料理が辛いんじゃないか身構えていた重慶。その後はコーヒーをゲットするのにものすごく遠回りをしなきゃいけない状況に辟易としてきましたが、慣れてくるととても愛しい場所に思えてきました。

よく見て、ほら。

川が濁ってなければ、なんかニューヨークに見えなくもないよね?? 

え、全然違うって。ねえ、目を細めて、邪念を捨ててみてみてよ。あ、左下の「文明◯◯」みたいな標語は見ないで!遠くのスカイスクレイパー(Skyscraper)だけ見てよ!お願い。

とか、ここはニューヨークかなと思い込んで行動してたら見えてきたのがこれ。

あれ、これはシンガポールにある某建物によく似てない?? マリーナベイサンズによく似たこの建物の名は「ラッフルズ・シティ重慶」で、建築者も同じ。ラッフルズの運営母体はシンガポールで、同じようなものを作ったのが真相です。

こんな感じで、重慶に来ると不思議な建物がたくさんあり、一日中街をうろうろしても飽きない、散歩するのには最高の楽園だったのです!

「ラッフルズ・シティ重慶」は最上階に展望台があったので登ってみるとなかなかいい眺めー。中国の大胆な建造物にかなり惹かれました。で、下を見てみると、遊覧船がゆらり。すっかり童心に返って、乗り物好きになっていた私は、あの船乗りたい! と、一目散に船の乗り場を目指したのです!

わーい、船だー、ビカビカの中華クオリティの船だー

船の乗り場は先ほどの洪崖洞から近いのですが、船から洪崖洞を眺めて驚愕したのです!

この写真、わかりますか?どこに道路があるわかります? 洪崖洞は実は本当の地面からみると浮き上がって場所にあって、人々が道路だと思い込んでいた場所は地上ではなかったのです!

確かに水面から地上が近いと津波や浸水の心配があります。だけどそれよりも驚きなのは、私がずっと地面だと思い込んでいた場所は、建造物だったこと。これには驚きました。驚きの重慶で、最も驚いたことかもしれません。

その後もクルーズは続きますが、私は夜景より高層ビルより、浮き上がった地面に夢中になってしまいました。地図をみるとわかりますが、重慶の都心は2つの川が交わる真ん中にあって、まるで島のように見えます。そして、その島は底上げされていて、そこに1階があるのです。いわば、重慶自体が巨大な船のようになっていて、甲板が迫り出しているような。重慶を前から眺めると余計にそのイメージは深まりました。この都市は、都市自体が船のように浮かんでいると。

今回は文化を紹介するというよりも、建造物の紹介に終始してしまいましたが、建造物好きにはたまらない都市だと思います。重慶、一度は行ってみてね。

今週のオアシス Cafe Totomato(重慶/中国)

Cafe TOTOMATO

Cafe TOTOMATO

残念ながら重慶、というか中国ではGoogleがワークしないので、Google Mapもぜんぜん当てにならず適当なのですが、私が大好きなCafe Totomatoはこのあたりにあります。

Cafe Totomatoのインスタ↓

重慶はここまで散々紹介したように、崖の街です。だからデメリットとしては、坂が多く、なかなか歩くのが疲れる街ではあります。

一方、メリットとして、見晴らしのいい場所が街のいたるところにあるのです!たとえば、Cafe Totomatoの場合。

TOTOMATOの見晴らし

TOTOMATOの見晴らし

こんな素敵な見晴らしがただカフェに行っただけで味わえるのです。というわけで、観光客も地元民もみんな昼から景色を眺めてうまいコーヒーを飲んでだらっとしてました。

観光で何をするの? って聞かれること多いんですが。そんなもん、ひたすら歩いて、いろんなものを見て、おいしいものを食べて、コーヒーを飲んでのんびりすればそれでいいじゃないですか!

今日も最高! そんな気分にさせてくれる良カフェです。

今週楽園で聴きたいBGM 学猫叫( Learn To Meow)/小潘潘(台州市/中国)

さて、せっかくだから大陸のヒットソングも聴いてくださいよ。小潘潘の学猫叫( Learn To Meow)。見ているこっちが恥ずかしくなるほどキュートな猫ダンスを踊る曲で、2018年の曲なのでもう8年も前の曲なんですが、なんかいいんですよねえ。気が抜ける感じで。TikTokで大バズりして誰しもが知る曲になったんですが。

よくみると男性の幼なげな雰囲気とか、女性(小潘潘)の中国式メイクなど気になるところもなくはないのですが、そんな洗練とか、どうでもいいやって気分になるんです、中国の内陸にいると。小潘潘が歌っているところを眺めていると。

小潘潘の存在は、ちょっと照れてる感じも含めて、少し昔の日本のアイドルを見ているような感じがするんですよね。いろいろ真面目に批評書いてますが、要するに可愛い。これはもう、抗えないかわいさがある。

こういうTikTok発のヒットって、歌詞が幼稚すぎるとか、中身がないとか、いろいろ言われちゃうこともあるんですが、いや、改めて8年経って聴いてみてもいい曲だと思いますけどね。大衆は支持したわけだし、地元の大衆の判断は生半可な玄人の意見より正しいと私は思いますわよ。

日本のアイドルも悪くないですが、団体芸に少し飽きてきまして、ソロでアイドルやってくれたら私は応援するかもしれません。

そんなことを思いながら、歩き疲れた重慶でこの曲を聴いて癒されておりました。

あ、小潘潘と言えば、マレーシアの鬼才、Nameweeとのコラボも最高にかわいいのよ! 

疲れて短尺動画しか見れないというあなたにもおすすめの、何も考えずに見れる動画。ぜひ見てみてね!

今週楽園に行けなかった人のために 少年の君(重慶/中国)

さて、こちらは2019年製作、日本では2021年に公開された映画『少年の君』。この映画を今ここで紹介するのは、舞台が重慶だからなんですよ。

この映画には、苛烈な受験戦争や学校内のいじめなど、鮮烈な場面が登場します。そして、重慶という上下左右に広がる圧迫感のある街並みが、映画全体の息苦しさに作用しています。

作中には、家出して路上で暮らす少年が出てきます。その少年が住んでいるのが、重慶の巨大ジャンクションの下という設定なんです。こんな感じのジャンクションで。どうしたらこんな複雑なものができるのか謎なんですが、その片隅に少年が住んでいます。

主人公は二人。

少女は貧しい家に生まれ、受験戦争を勝ち抜いて大学へ進みたいと考えています。しかし、学校でいじめの標的になってしまい、誰も助けてはくれません。そこで頼ったのが、学校にも通わず、家出して暮らす不良少年です。少年は少女を守るため、登下校を見守るようになります。

物語の前半、少女が通う高校は清潔で、整然とした環境に見えます。一方、少年が暮らす場所は不潔で、無秩序で、治安も悪そうに見える。

ところが、清潔そうな学校でいじめが始まり、実際の人間関係はドロドロしているのに、外見だけは整然としている学校に、徐々に気持ち悪さを覚えてきます。

一方、少年のいる環境は相変わらず決してよくはないのですが、物語が進むにつれて、その無秩序さが逆に自由にも見えてくる。不思議なコントラストを演出していると思います。

こういうテーマを扱うなら、重慶という都市は最高ですね。

雨の重慶にいると、巨大な滝壺の底にいるような気持ちになります。地面から所狭しとビルが伸び、人々が窮屈そうに傘を差しながら移動している。階段は雨に濡れて滑りやすくなり、街を移動することすら、実に困難なことのように思えてきます。

一方で、からりと晴れた日に重慶を歩くと、高所の回廊を進みながら、まるで空を飛んでいるような、スカッとした気分になることがあります。

雨の日には街全体に押し潰されそうになり、晴れた日には、その同じ街の高さに解放される。

重慶という都市が持つこのコントラストを実際に体験して、この映画は重慶が舞台でなければいけなかったのだと思いました。

おわりに

助手「重慶の麻婆豆腐、辛いけどうまーい」
船長「どれどれ。からーい。辛すぎてうまいかどうかわからなーい」
助手「確かに辛すぎる料理って、辛いが強くてうまいのかどうかよくわからない時ありますよね」
船長「ひょっとして辛いだけで味は不味かったりしてな」
助手「一度辛味が一切ない麻婆豆腐も食べてみたいですね」
船長「でも待って。辛くない麻婆豆腐も、辛くないカレーも、たぶん美味しくないよね。だって麻婆もカレーも、辛いからうまいんだから」
助手「確かに。あれ、ということは、辛い料理がほんとうに辛いだけでなく美味しいか調べるにはどうしたらいいんだ」
船長「いやいやでも待って。辛くて完成なんだから、辛い麻婆豆腐を食べたら、やっぱり美味しいかまずいかわかるんだよ」
助手「いやでも、この話の起点はそもそも、辛すぎるとうまいかどうかわからないというところから始まっているんですよ」
船長「確かに。あれ、こんがらがってきた。今、私たちは何を話しているんだ」
助手「うーん、『学猫叫』でも聴いて、麻婆のことは忘れましょ」
船長「うふふー。かわいい曲だね、この曲〜♪ミャオミャオミャオ」

(つづく)

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