楽園の地図100.1号 サバティカル1

HUGsongwat, Bangkoku, Thailand
多彩なゲストをお招きしながら、日々誰かの手によって守られている素敵な場所(楽園、オアシス)誰かの手によって作られた名作(音楽、映画)のおかげでなんとか100号まで書き終えました。そんな自分へのご褒美ということでちょっとお休みをいただいております。
このメルマガを始めたのは約2年前の2023年8月25日。それまで発注を請けて原稿を書く立場だった私が、SNSとかnoteのようなもの以外で初めて自分で文章を書き綴ったのが「楽園の地図」です。同じ文章を書くという行為ではありますが、発注があるのとないのではかなり感覚が違うといいますか、違う職種に転職したぐらいの価値観の転換でした。特に当連載では、あまり周囲に話してこなかった、自分が好きな趣味のことをたくさん書いてます(趣味を他人に話さないというのは恥ずかしいというのもありますが、マニアックなものが多くて需要がないというのが最も大きな理由)。書く前までは、果たしてつまらなかったらどうしようと思っていたのですが、良いか悪いか、あるいは面白いかつまらないかは置いておいて、このマガジンがそれまで書いてきたどの文章よりも私という存在に近いと思いました。もしこのマガジンがつまらないなら、きっと私に会ってもつまらないやつだろうし、楽園の地図が好きなら、きっと私のことを好きになれるかもしれない。大人になるということは、服を着て、装って社会に適合していくことでもありますが、一方で成長とはそれまで自分を縛っていた常識(18歳までに身につけた偏見のコレクション by アインシュタイン)という名の服を脱いでいく行為でもあります。あなたは、適切な時に、適切なタイミングで、着たり脱いだりできる人?