楽園の地図 note告知版12

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近況と告知
あなたの欠点
日本に帰国しました。家に着いたらコインランドリーに行って、スーパーマーケットに行って、日常が始まります。私は要領が悪いのか、家事をこなすペースが遅く、気が付くと原稿を書く時間が失われつつあります。ということで、金曜日に出せたら望ましい告知号が、気が付くと日曜日に。
旅の途中で記事が書けるのか、働けるのか、といろいろ言われることが多いのですが、私は少し変わっているのかもしれません。旅をしているときのほうが、仕事がはかどります。ホテルに泊まっていれば部屋は勝手に清掃してくれるし、ご飯も外食です。
東京でも外食すればいいんですが、私は異様な夜型で生活時間がずれているので、昼ごはんを食べようとするとランチ営業が終わっていて、夜ご飯を食べようとすると店の営業が終わっている、という状況になりがちです。
ここまで読めば理解できると思うんですが、はっきり言えば、私はまったく生活力がないんですね。久々に一人暮らしをしていると、そのことを如実に感じます。
自転車がパンクしているけれど、近所のどこに自転車屋があるのかわからない。直そうとは思うものの、自転車屋が開いている時間は私が寝ていたりして、外に出歩く機会も減りました。Uber Eatsのおかげで、私はなんとか生きています。
でもまあ、人間のバランス感覚というのは面白いもので、総合すると、私はいい人生を送っている気がします。
生活は最悪、人生は最強。神様はすべてを与えないのか、私は最高の旅と最低の日常、最高の人生と最低の生活の間を行ったり来たりすることで、バランスを取っているようです。
あなたが恥じている自分。何年たってもできないこと。つい、やってしまうこと。
今、胸に手を当てて、深呼吸しながら、そのことについて考えてみてください。
あなたが欠点だと思い込んでいることは、ひょっとしたら、もっと大きなあなた自身のバランスを取っているのかもしれません。
もしも私に生活力があれば、きっと私は永遠に一人で生きることになって、人とのコミュニケーションを忘れてしまうんじゃないかと思います。
あなたが恥じている欠点が、誰かとのつながりをつくっている可能性。可愛らしさの源泉である可能性。他の長所を伸ばすきっかけになっている可能性。
あなたが、あなた自身の嫌いな部分を愛せるようになるまで、私はそのことを訴えていきたいと思います。
◇
というわけで金曜日に更新するいつものC-POPのnoteは以下です。早いものでもう34回目。今回で、2010年代がすべて終わりました。連載のゴールが近づいてます。
【連載】C-POPの歴史 第34回 2010年代台湾-3 ジャンルが溶けるHip Hop
34回もよく異国の音楽について書けるよね、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方は記事の文字はすべて飛ばしてもらって、ひたすら曲だけ聴いてみてください。いい曲でいっぱいなので。
ということで今週の一曲はこちら。
你朝我的方向走來 Walking Towards Me/馬念先(Ma Nien-Hsien) &9m88(2019年)
この曲は曲もさることながら、MVが最高なので、できれば動画で観ていただきたいと思います。少し寂しい、無力感を味わっていたある日ふと、ありふれた店員さんに恋をして人生が薔薇色になる可能性について、MVを観ている4分だけ、考えてみてください。それでは。お相手は楽園の地図でした。また金曜日に。
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